倉敷・美観地区近くの元町通り沿いに「吉備土手下麦酒(きびどてしたばくしゅ) 酒房 早(はや)る馬(うま)」(倉敷市阿知2、TEL 086-424-0200)がオープンして2カ月が過ぎた。経営は「ゼンワークス 吉備土手下醸造所」(岡山市)。
昨年5月に閉店した「酒房 倉敷つららら」(本町)の移転リニューアル先として4月15日にオープンした同店。かつて老舗民芸店「花屋」が営業していた5階建てビルを、店主の永原朋さんとスタッフらが8カ月かけて改装。壁、柱、椅子、テーブルなど全ての内装を手掛けた。現在は1階~4階を店舗として利用し、将来的に5階の営業も視野に入れている。店舗面積は125坪で、席数は160席。
主なドリンクメニューは、生だるで用意する同醸造所のビール約10種(530円~)と、それを使ったビアカクテル(630円)など。県内の地酒、地焼酎、地梅酒、地ワイン、地酒を使ったカクテル、ノンアルコールカクテルなど100種以上を幅広く取りそろえる。フードメニューは「若鶏の空揚げ」(520円)、「肉じゃが」(540円)、「旬野菜のグリーンパスタ」(710円)、「お造り5種」(1,210円)など約50種。
店名の由来について、「まだ若いので『もっと早くもっと遠くへ行きたい』という思いを込めた。『流行(はや)る』と『美味(うま)い』ともかけている」と永原さん。「当醸造所のビールを普段飲み用として倉敷で普及させたいという思いは『つららら』の時と変わらない。お酒が好きな人はもちろん、誰でも気軽に来店してほしい」とも。
営業時間は17時~翌3時。