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倉敷のイタリアン「ムジカ」拡大移転-メニューも拡充、県産牛使った肉料理も

「MUSICA」店主の田原啓一郎さん

「MUSICA」店主の田原啓一郎さん

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 倉敷・阿知に10月4日、イタリア料理店「trattoria MUSICA(トラットリア ムジカ)」(倉敷市阿知3、TEL 086-434-8733)が移転オープンした。場所は今年7月に閉店した和食店「やなぎ」跡。

笠岡牛「瀬戸の姫」のリブロースステーキ

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 2013年11月から今年8月まで飲食街「クラシキゴールデン横丁」(稲荷町)の一角で営業していた同店。「ビール一杯でも食事でも気軽に立ち寄れる使いやすい店」というコンセプトは引き継ぎながらも、カウンター席のみだった前店舗と比べて広くなった店舗を生かしメニューを拡充した。店舗面積は15坪、席数は20席。

 主なメニューは、「フレッシュトマトとクレソンのごちそうサラダ」「前菜の盛り合わせ」(以上900円)、「ペペロンチーノ」(850円)、「カルボナーラ」(1,050円)など。新店舗では肉料理も本格的に取り入れ、県産の笠岡牛「瀬戸の姫」を使った「モモ肉のタリアータ」(1,500円)、「リブロースステーキ」(1,800円)、「スパゲティ・ボロネーゼ」(1,300円)や、県産の「美星豚」を使った料理などを提供する。「真夜中過ぎでも肉を食べられる店になった。メニューは、季節やお客さまの反応に合わせて変えていきたい。月末には寄島のカキを食材に加える予定」と店主の田原啓一郎さん。

 ドリンクは、ビール、自家製リモンチェッロ、リキュール、ワインカクテル、ウイスキー、グラスワイン(以上500円~)、ブラッドオレンジジュース(450円)、カフェラテ(500円)など。コエドビールの「伽羅-Kyara-」、ヤッホーブルーイングの「東京ブラック」(以上750円)などのクラフトビールも取りそろえる。

 「地元の食材を積極的に使いながらも、これまでの常識にとらわれない新しい食べ方や料理を提案していきたい。『おいしい』と言われるのもうれしいが、『面白い』『こういう(料理の)やり方もあるのか』と言われるともっとうれしい。地域に根付いた店として長くやっていきたい」と意欲を見せる。

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