倉敷・水島の「環境交流スクエア」(倉敷市水島東千鳥町)で12月14日、講演会「高梁川ミーティング2014 ~川と生きる 持続可能な地域を創る環境教育~」が開かれる。主催は高梁川流域学校準備委員会(TEL 086-434-8400)をはじめとする地域団体。
倉敷を含む高梁川流域を拠点とする教育プログラム「高梁川流域学校」が来年4月に開設することをふまえて行う同イベント。日本環境教育フォーラム理事長の川嶋直さんが、「持続可能な地域を形成するための環境教育」をテーマに基調講演を行うほか、岡山大学理事・副学長の荒木勝さんをモデレーターとするシンポジウム「高梁川流域学校の目指す地域、人づくり」を5人のパネリストを迎えて行う。
「高梁川流域学校」は、2003年に始まった環境啓発イベント「GREEN DAY(グリーンデイ)」をルーツに持つ。2012年には、環境だけでなく歴史、文化、産業などの学びを通じて地域人材を育成するプログラム「GREEN DAYS COLLEGE(グリーンデイズカレッジ)」へと発展させ、同学校設立への基盤を固めてきた。開設当初は主に企業や大学を対象とした研修・教育プログラムを提供していく予定で、将来的には小中高生や一般を対象としたプログラムの提供や、海外からの訪問客を含めた観光事業としての価値創造も視野に入れる。
来年2月には倉敷駅前の古民家に同学校の新事務所を開設予定で、コミュニティーライブラリー、カフェ運営、セミナーなどを通じて、交流と学びのある空間を目指す。
同講演会事務局の岡野智博さんは「流域学校が目指す持続可能な地域づくり、それを支える人づくりについて、地域の皆さんと一緒に考えていけたら」と話す。
開催時間は13時~16時30分。参加無料。要事前申し込み。