倉敷・美観地区周辺4施設で10月31日・11月1日、高梁川流域の食と文化をアピールするイベント「高梁川マルシェ 流域時間の過ごし方」が開催される。
「おかやま県民文化祭」のメーンプログラムとして行われる同イベント。2012年から年2回のペースで開いており、今回で8回目を迎える。国指定重要文化財「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)、古民家ダイニング「キャンドル卓 渡邉邸」(中央)、複合商業施設「林源十郎商店」(阿知2)、阿知2丁目公園(同)の4カ所を会場に、地元の食品や作家の工芸作品などを展示販売する。
飲食関連では16店が出店し、パン、焼き菓子、野菜、地酒、コーヒーなどを販売する。カレーの付け合わせに県産白桃のピクルスを使ったり、焼き菓子に地元のみそを使ったりと、地元食材を取り入れたコラボメニューも。くらしき作陽大学の商品開発サークルは地元の自然栽培米、ノリ、黄シジミ、みそなどを使った「おにぎらず」とみそ汁を販売する。工芸・生活雑貨関連では18店が出店し、せっけん、陶器、漆器、ガラス、木工、アクセサリーなどを販売する。
今回初めて、街歩きイベント「高梁川マルシェまちあるき」(参加費=300円)を企画。「駅から旧街道コース」(13時~)、「美観地区から阿智神社コース」(15時~)を両日行い、街歩きを通して倉敷中心市街地の歴史や文化を学ぶ。31日19時からは、「ナイトマルシェ」と題して各会場を結ぶ阿知町通りにキャンドルをともし、コンサートなどを行う。
実行委員会事務局の岡野智博さんは「高梁川流域の食や文化に触れながら、それぞれの楽しみ方でゆったりとした時間を過ごしてもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~20時(11月1日は17時まで)。入場無料。