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倉敷で「高梁川マルシェ」-学生による地元食材コラボメニューも

前回の様子

前回の様子

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 倉敷市内の3施設で3月14日・15日、高梁川流域の食と文化をアピールするイベント「高梁川マルシェ 響き」が開催される。

「高梁紅茶のおむすび」と「豚の時雨煮おむすび」

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 国指定重要文化財で築200年以上の古民家「大橋家住宅」(倉敷市阿知3)、複合商業施設「林源十郎商店」(阿知2)、阿知2丁目公園(同)の3カ所を会場に展開する同イベントは今回で7回目。2012年から年2回のペースで開いている。

倉敷市を含む岡山県西部を流れる一級河川・高梁川の流域で生まれた食材、料理、加工品、工芸作品などを並べ、「食」と「暮らし」をテーマにマルシェ(市場)を展開する

 「食」ブースでは、パン、コーヒー、和紅茶、スイーツ、みそ、しょう油、スイーツ、自然栽培の米などを販売する。「匠(たくみ)」ブースでは、吹きガラス、陶器、木工、石けん、イグサ製品、帽子、婦人服などを展示販売する。阿知二丁目公園では、ガラスのアクセサリー作りや街歩きなどのワークショップや音楽イベントなども行う。

 くらしき作陽大学食文化学部の生徒らで構成する「くらしき作陽大学商品開発部(KFCサークル)」は、出展者の持ち込み食材などを使った当日限定メニューを考案する。「紅茶おむすび」(150円)や、シシ肉のみそ汁「ちょっ汁(じる)」と「シシ肉の時雨煮おむすび」を加えた3品セット(500円)を販売する。食材は、自然栽培の朝日米や野菜、新見で捕れたイノシシ肉、高梁で栽培された和紅茶、「お漬物日本一決定戦 T-1グランプリ」で準グランプリを獲得した白桃のピクルスなどを使う。

同サークルでは商品化に当たり、生産者を訪ねて素材の魅力を学び20回以上試作を重ねたという。メンバーの斎藤あゆみさんは「シシ肉は肉質がしまっていておいしく、白桃のピクルスもまろやかですっきりしている。3品セットでも342キロカロリーしかないので、高齢者や女性にも受け入れられやすいのでは」と話す。

 15日は、林源十郎商店に隣接する阿知町ひろばで「阿知町バザール」、駅前商店街で「くらしき朝市 三斎市」を同時開催し、中心市街地全体のにぎわいを創出する。

 開催時間は10時~18時(15日は17時まで)。入場無料。

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