ギャラリーカフェ「フューチャーヒャクカフェ」(倉敷市鶴形1、TEL 086-423-1011)が7月16日、店内の客が無料で利用できるWi-Fiサービスの提供を始めた。
岡山出身の渡辺剛広さんが2007年3月に開いた同店。店内には以前からWi-Fi環境が整っており、友人が来店した時には接続のための暗号キーを教えていたこともあるという。スマートフォンを使う客が増えてきたことと、「スターバックスコーヒー」が先月から無料Wi-Fiサービスを開始したのを受け、「うちでもやってみようか」と思い立ったという。
Wi-Fi接続に必要な暗号キーは店内カウンターに掲示。客は手持ちのWi-Fi対応端末(スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機など)に暗号キーを登録しネット回線を利用できる。時間制限は設けない。利用の事前申し込みは不要で、いったん登録した端末は、次回以降から再登録することなくネット接続できる。「お客さまには快適な時間を過ごしてもらいたいので、このサービスを始めた。カフェに無料Wi-Fiがあるのは当然、という時代になっていくと思う」と渡辺さん。
同店は、全国展開するカフェ「アフタヌーンティー」で13年間修業を積んだ渡辺さんが、「ギャラリーカフェを始めるならアートの街・倉敷で」と出店。店舗面積は12坪で、席数は15席。メニューには、「フレンチトースト」(単品=500円、セット=700円)、「オムライス」(同630円、同730円)、「クロックムッシュ」(同680円、同780円)などを取りそろえ、セットには紅茶かコーヒーを付ける。ホットティー(550円)はダージリン、アッサム、アールグレイ、季節の紅茶などをポットで提供するほか、カフェオレ、チャイ、ジュース類、ビール、焼酎なども取りそろえる。レンタル展示スペースでは、写真、イラスト、工芸作品などの展示のほか、音楽イベントにも対応する。
「紅茶を扱ってきたキャリアが長いので、紅茶の味には自信がある」と渡辺さん。「ゆったりとした空間でお茶とアートを堪能してほしい」とも。
営業時間は7時~21時(金曜・土曜は23時まで)。