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倉敷・美観地区に初のコワーキングスペース-築100年超の町家カフェ内に

「くるま座 有鄰庵」代表の中村功芳さんとプロデューサーの西村治久さん

「くるま座 有鄰庵」代表の中村功芳さんとプロデューサーの西村治久さん

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 倉敷・美観地区のゲストハウス「くるま座 有鄰庵(ゆうりんあん)」(倉敷市本町、TEL 086-426-1180)が8月7日、同施設内で市内初となるコワーキングスペースの営業を始めた。

コワーキングスペースとして開放する6畳の和室「花」

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 築100年以上の2階建て古民家を改装してゲストハウスとカフェを運営する同施設。カフェの営業時間に合わせ、床の間付き6畳の和室「花」と隣接する縁側をコワーキングスペースとして営業。電源、無線LANも提供する。最初の1カ月は「プレオープン期間」として、カフェの飲食代金のみで利用できる。

 このコワーキングスペースをプロデュースするのは、新潟初のコワーキングスペース「JELLY JELLY CAFE NIIGATA」のプロデューサーであり、全国を旅してコワーキングスペースの啓発活動に取り組む西村治久さん。倉敷を訪れた際に代表の中村功芳さんと意気投合し、同施設に滞在しながら数日で立ちあげた。「コワーキングスペースは、年齢や業種を越えたさまざまな人たちが仕事をしながら情報共有できる場所。多くの人が出入りするカフェやゲストハウスとの相性がよく、相乗効果が見込める」と西村さん。

 中村さんは「倉敷をパリに並ぶ『アートの発信拠点』にするため、ゲストハウスではアーティストの長期滞在も支援している。そのアーティストたちとコワーキングスペースに集まる起業家やクリエーターたちが交流し、情報を共有することで相互メリットが生まれる。目標を持つ若者たちが、成功するためのアドバイスを得られるような場所にしたい」と話す。

 「カフェには全国から年間2万人以上訪れているので、旅人との交流も期待できる。従来のゲストハウスとカフェにコワーキングスペースを加えることによって、街の情報発信基地、まちづくりの拠点としての役割を強化していきたい」とも。

 コワーキングスペースとカフェの営業時間は11時~18時。

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