食べる

倉敷駅前「ふるいち」にラーメン屋台 コロナ禍で新業態に挑戦

「ぶんかっけ亭本舗ふるいち本店」前の屋台

「ぶんかっけ亭本舗ふるいち本店」前の屋台

  • 891

  •  

 うどん店「ぶっかけ亭本舗ふるいち」やラーメン店「らーめん古龍(こりゅう)」などを展開するふるいちが現在、「ふるいち本店」(倉敷市阿知2、TEL 086-425-3200)の店先でラーメン屋台を営業している。

「ふるいち醤油ラーメン」

[広告]

 出店のきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態宣言を受けた「イオンモール倉敷」専門店街の臨時休館。同社がモール内で運営するうどん店とラーメン店3店舗も臨時休業に入ったことから、テークアウトやデリバリーなど従来とは異なる販売方法の可能性を探る中で屋台営業のアイデアにたどり着いた。

 メニューは「ふるいち醤油(しょうゆ)ラーメン」と「ふるいち白湯(パイタン)ラーメン」(以上650円)。屋台の持つ「昭和の懐かしさ、シンプルさ」のイメージに沿って、従来メニューとは異なる麺とスープを2週間かけて開発した。

 同社の古市了一会長は「大衆受けするあっさりとした味わいを狙った。駅前にはラーメン屋が少ないので近隣住民のニーズも高いのでは。イオンモール倉敷の専門店街が営業再開するまでの期間限定だが、お客さまの声に耳を傾けながら何らかの形で続けていきたい」と話す。

 「『ピンチはチャンス』と言われるように、休業によって生まれた時間を使って、新商品開発をはじめ、普段手が回っていなかったことに集中して取り組めるようになった。目標をしっかり持っていれば濃い時間が過ごせる。今だからこそできることに挑戦していきたい」とも。

 営業時間は11時30分~17時。雨天休業。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース