倉敷駅前の「NAGI Kurashiki Hotel & Lounge(ナギクラシキホテルアンドラウンジ)」(倉敷市阿知1、TEL 050-5210-8506)が現在、オンラインで旅行を疑似体験できるサービス「おうちホテル」を提供している。
同サービスは、オンライン会議ツールZoomを利用してスタッフが客と交流し、ホテル宿泊や倉敷観光を実際に楽しんでいるかのような体験を提供する。新型コロナウイルス感染拡大による移動自粛などで観光客が減少する中、「どうにかして旅やホテル滞在時の高揚感を提供できないか」とスタッフらが企画し、6月に始めた。
参加者は、Zoom上でスタッフと対面し、チェックインの手続きを行う。スタッフによるホテルの紹介や部屋の案内、美観地区からのライブ中継などで観光を疑似体験する。交流タイムでは、参加者全員で乾杯をして旅にまつわるさまざまなテーマに沿って歓談する。「滞在時間」は約2時間。チェックアウト後は、スタッフや他の参加者らと交流できる場として、承認制のフェイスブックグループも案内する。
スタッフの金城燎さんは「参加者の年齢層は学生から40代ぐらいまでで20代が多い。男女比は半々。当ホテルに宿泊したことがない人ばかりなので、このサービスをきっかけにスタッフの顔やホテルの雰囲気も知ることができる。旅好きの人たちがオンラインでつながり、情報交換しながら交流を深めることができる場を提供したい」と話す。
「おうちホテル」の実施時間は水曜・土曜の18時~20時ごろ。ホームページで予約を受け付ける。参加費は1,500円。