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倉敷・美観地区に歌川国芳のミュージアム「国芳館」 浮世絵の魅力発信

「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」のエントランス

「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」のエントランス

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 江戸時代末期を代表する浮世絵師・歌川国芳(うたがわくによし、1797~1861年)のミュージアム「UKIYO-E KURASHIKI/国芳館」(倉敷市本町)が倉敷・美観地区にオープンして1カ月がたった。

巨大な骸骨を描いた国芳の代表作「相馬の古内裏」

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 歌川国芳は、中国の伝奇時代小説「水滸伝」を題材にした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)」シリーズで一躍脚光を浴び、「武者絵の国芳」と呼ばれるほどの人気絵師となった。武者絵にとどまらず、役者絵や美人画、風景画、ユーモアあふれる戯画など幅広いジャンルを手掛け独創的な作品を次々と生み出し、江戸期の浮世絵だけにとどまらず近代以降の日本画にも影響を与えた。

 同ミュージアムは、倉敷美観地区から浮世絵の魅力を世界に向けて発信するプロジェクト「UKIYO-E KURASHIKI」第1弾として、美観地区を一望できる元旅館を再生。巨大な骸骨を描いた国芳の代表作「相馬の古内裏(そうまのふるだいり)」や、現在の倉敷市藤戸地区で800年前に繰り広げられた源平合戦を描いた「藤戸の戦い」などを展示する。国芳の門人である月岡芳年、歌川芳艶、歌川芳員、河鍋暁斎らの作品も含め、展示作品数は約100点。

 開館時間は10時~18時。火曜休館。入館料は、一般=1,300円、高・大学生=1,000円、小・中学生=500円。

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