倉敷・美観地区のマスキングテープ専門店「TANE（タネ）」（倉敷市本町、TEL 086-486-3618）が倉敷の町並みや地元特産品をモチーフにしたオリジナル商品を販売して2カ月がたった。

「TANE」店主の種ヶ嶋弘さん

　これまでもオリジナルデザインのマスキングテープを企画・販売してきた同店。今回販売するのは倉敷の特産品であるデニムをモチーフにした「デニム3」と、美観地区の町並みをモチーフにした「なまこ壁2」の2点。両製品ともリアルな質感を出すために、実物のデニム生地、美観地区に実在する建物を撮影してデザインに落とし込んだ。幅は2センチ、長さは7メートル。価格は408円。

　同店ではカモ井加工紙（片島町）製のマスキングテープ「mt」1000種以上を取り扱っているが、オリジナル商品は店主の種ヶ嶋弘さんとスタッフ3人で企画する。「これまでは美観地区をテーマにしていたが、今後はその枠を取り払っていきたい。マスキングテープのファンでもあるスタッフの、『こんなマスキングテープがあったらいいな』というユーザー視点の意見を取り入れたり、お客さまからの要望を取り入れたりして『TANEらしいもの』を作っていきたい」と種ヶ嶋さん。

　「コロナ禍で観光客は減っているが、スタッフと共にアイデアを出し合って、観光の人だけでなくマスキングテープマニアの人も楽しめるような製品を企画して乗り越えていきたい」とも。

　営業時間は10時～18時。火曜定休。