「くらしき空飛ぶクルマ展示場」(倉敷市中央1、事務局=TEL 086-527-6248)が11月10日、倉敷美観地区に隣接する中央通り沿いにオープンした。
航空宇宙分野の新産業創出を主な目的とする一般社団法人「MASC(マスク)」(同)が、国内初の常設展示場として整備した同施設。交通量の多い大通りに面した場所に構えることで、市民、観光客、地元企業などへの認知度向上に期待を寄せる。
鉄骨2階建ての建物の1階に、今年2月に有人試験飛行を成功させている2人乗りの空飛ぶクルマ「EHang(イーハン)216」を常設展示。機体に座ることもできる。VR(仮想現実)ゴーグルを着けて瀬戸内海上空の飛行を擬似体験できるフライトシミュレーターも設置する。2階は多目的スペースで、関連するセミナーや会議などに活用する。
オープニングセレモニーでは、2025年大阪・関西万博での運行を目指す「SkyDrive(スカイドライブ)」(愛知県)が開発中の空飛ぶクルマ「SD-05」を購入することも発表された。
開館時間10時~17時。入場料は一般=500円、大学生以下=200円。