倉敷・水島の「環境交流スクエア」(倉敷市水島東千鳥町)で12月9日、高橋川流域の環境保全を軸とした地域社会活動の人材育成を目的とする学習プログラム「GREEN DAYS COLLEGE(グリーンデイズカレッジ)」が開かれる。主催はGREEN DAY実行委員会(TEL 086-434-8400)。
高橋川流域(倉敷、総社、高梁、新見、笠岡)を中心に、自然体験学習ツアーや講演会などを行う同プログラム。今年6月から行われてきた全24講座の締めくくりとして「企業と地域をつなぐ持続的環境教育」をテーマにフォーラムを開く。
フォーラムでは、NPO法人白川郷自然共生フォーラム理事でトヨタ白川郷自然學校事務局長の山田俊行さんが話題提供者として、白川郷周辺地域での環境教育プログラムや地域活性化活動の事例を報告。岡山大学副学長の荒木勝さんを進行役に、同実行委員長で倉敷木材社長の大久保憲作さん、三菱自動車工業水島製作所所長の横井英雄さん、クラレ倉敷事業所所長の中山和大さんら7人がパネリストとしてESD(Education for Sustainable Development、持続可能な開発のための教育)の実現に必要な体制や活動を検討する。
実行委員会事務局の岡野智博さんは「『高梁川流域の森と水と暮らしを考える』をテーマに始めたグリーンデイも10年目を迎え、具体的な人材育成を実践する段階。フォーラムでは産官学民それぞれの方から意見をもらい、教室では学べないような地域社会教育を行う事業体の在り方をみんなで考える場にしたい」と話す。
開催時間は14時~17時。参加無料。