倉敷・稲荷町に11月13日、ワインバー「備中倉敷葡萄酒酒場（びっちゅうくらしきぶどうしゅさかば）」（倉敷市稲荷町、TEL 086-434-6006）がオープンした。

「宮崎県産黒毛和牛マクラ肉のロースト」

　大阪のイタリア料理店やワインバーなどで経験を積んだ倉敷出身の店主・呉明俊さんが、「ワインを楽しんでもらえる空間を」と地元に初めて開いた。店舗は築90年の古民家を改装し、和と洋を調和させたデザイン。看板は掲げていないが、店舗前面を大きなガラス張りにしており「看板がなくても外から見れば分かる店」に仕上げたという。店舗面積は約50平方メートルで、席数は10席。

　ワインは、呉さんが約300種の中からセレクトした発泡ワイン1種、赤ワイン3種、白ワイン3種（以上600円～900円）を用意する。ビールやカクテルなど他のアルコール系ドリンクは取り扱わず、ノンアルコールドリンクもドイツ産のぶどう果汁ジュース（600円）という徹底ぶり。フードメニューは、前菜約7種の盛り合わせ（900円）、刺し身（580円）、グラタン（1,400円）、パスタ（1,200円）、宮崎県産黒毛和牛のロースト（1,700円）などを用意する。

　シニアソムリエ、ドイツワイン上級ケナー、WSET認定International Higher Certificateなどの資格を持つ呉さん。「ソムリエの立場としては、ワインに関わる『伝わりやすい何か』をお客さまと共有できれば。ワイン好きはもちろん、ワインを飲んだことがない人にも来店してもらい、敷居は高くないということを最大限の技術を駆使して伝えていきたい」と来店を呼び掛ける。「『ワインを飲むならあそこ』と言われるような店にしたい」とも。

　営業時間は18時～翌2時。