岡山・早島町の多目的文化施設「いかしの舎」（早島町、TEL 086-483-1243）で11月29日、「～一年の感謝を込めて～ 想い出コンサート」が開催される。主催は同町の魅力発信を目的に活動する「はやしまブランディングプロジェクト」。

前回イベント終了後の交流会の様子

　昨年から年2回ペースで行われている同イベント。今回のテーマは「感謝」で、「音楽を聴きながら一年を振り返り、家族や友達に感謝する時間を過ごしてほしい」と同団体の佐藤勝司さん。出演者は、早島在住のソプラノ歌手・長山薫さん、早島中学校音楽教諭を務めるフルート奏者・千田由紀さん、式場オルガニストとしても活動するピアニスト・松本匡世さんの3人で、全員がくらしき作陽大学（玉島長尾）出身。

　ステージは約30分で、フルートとソプラノがそれぞれピアノ伴奏に合わせ15分ずつ演奏する。フルートはクラシック曲を中心に、歌は童謡唱歌など幅広い層に知られている曲を中心に演奏する。長山さんは「離れて暮らす母に感謝の気持ちを込めて歌いたい。一人の女性が産まれてから母親になるまでのストーリーでプログラムを組み、今回初めてアカペラにも挑戦する。歌いながら自分が泣かないように気をつけたい。大切な人を思いながら聴いていただけたら」と話す。

　演奏後は、参加者、出演者、スタッフが交流する時間を設け、施設内のカフェ「茶房 いかしの舎」のケーキとドリンクを提供する。「同様のイベントは5回目だが、年配のお客さまが多く、なじみのある曲では一緒に口ずさんだりしてアットホームな雰囲気になる。楽しみにしてくださっているリピーターの方も多いので、これからも続けていきたい」と佐藤さん。

　開催時間は14時～16時。入場料は800円（ケーキとドリンク付き）。