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倉敷・児島にカフェバー新店 「夜カフェ文化を広めたい」と若手店主

「cafe starting over」店主の橋爪恵人さん

「cafe starting over」店主の橋爪恵人さん

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 倉敷・児島のジーンズストリート近くに「cafe starting over(カフェ スターティング・オーヴァー)」(倉敷市児島味野1、TEL 086-697-5159)がオープンして1カ月半が過ぎた。

ソファスタイルのテーブル席

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 5月1日にオープンした同店。店主の橋爪恵人さん(32)は、生まれ育った京都で昨年末まで約10年間バーテンダーを務めていたが、「生まれたばかりの息子の顔を見た時に、昼中心の業態へ転身することを決心した」という。かつて同店の隣で営業していたバー「LEON(レオン)」のプロデュースを手掛けていた縁で、倉敷に多くの友人がいたことから同場所での出店につながったという。

 「おしゃれな友人の家のリビングのようなアットホームな空間」をイメージしたという内装は、壁の塗装をはじめとするほぼ全ての作業を橋爪さん自身が手掛けた。オフホワイトの壁に描かれた植物のイラストは橋爪さんの妻によるもので、現在でも時々描き加えられて少しずつ変化しているという。店舗面積は15坪で、席数は16席。

 主なメニューは、日替わりの「今日のごはん」で、「グリーンカレー」(800円)、「サラダサンド」(400円)などを提供する。日替わりの「今日のスウィーツ」(350円)は、「アイラスコッチのメレンゲ」や「カルアとショコラのムース」など素材に酒類を取り入れたスイーツを用意する。「好きなスパイスはコリアンダーとクミンなので、これらを効かせたカレーを常時用意している。『グリーンカレーが食べられる店』というイメージを定着させていきたい。スイーツは、カフェバーならではのお菓子を作っているが、お子さまでも食べられるようアルコールは飛ばしている」と橋爪さん。

 ドリンクは、コーヒー、紅茶、フルーツジュース、ソフトドリンク(以上400円~)など。アルコール類は、ビール、ウイスキー、スピリッツ、リキュール、ワイン(以上600円~)など約50種。スコッチ文化研究所認定「ウイスキーエキスパート」、日本テキーラ協会認定「テキーラソムリエ」、チーズプロフェッショナル協会認定「コムラードオブチーズ」などの資格を持っており、「特にスコッチが好きなので、その魅力を伝えていきたい」と話す。

 「周辺には遅くまで営業しているカフェが少ないので、地域の人たちの選択肢が広がり、『夜カフェ』の文化が浸透することを願っている。特に若い世代には、デートやおしゃべりなどに気軽に使ってほしい。目指すのは回転率の悪い店(笑) それぐらいゆっくりしていただければ」と話す。

 営業時間は15時~23時(土曜・日曜・祝日は12時~)。ランチは土曜・日曜・祝日のみ。第1・第3火曜定休。

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