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倉敷伝統「素隠居」 じじ・ばばに扮し記念撮影、「連れ添った夫婦の思い出に」

素隠居の「じじ」と「ばば」

素隠居の「じじ」と「ばば」

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 倉敷・美観地区の多目的文化施設「倉敷物語館」(倉敷市阿知2、TEL 086-435-1277)で9月20日、倉敷伝統の老人風仮装「素隠居(すいんきょ)」に扮(ふん)して記念撮影するイベント「『すいんきょ』じじ・ばばになって記念撮影 in 倉敷物語館」が行われる。

受け付け会場の倉敷物語館

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 素隠居は、江戸時代から伝わるラッキョウのような形をした「じじ」と「ばば」の面をかぶった男女の集団。年老いた店の主人が若者に老人の面をかぶらせて祭りのみこしの行列に代理参加させたのが素隠居の始まりとされる。みこしを先導するように街を練り歩き、通りがかる人々の頭を渋うちわでたたいて回る。このうちわでたたかれた人は賢くなり、健康になると言い伝えられている。

 敬老の日にちなんで企画された同イベントでは、男女ペアの参加者が素隠居に扮し、美観地区周辺を練り歩きながら好みのスポットで記念撮影を行う。所要時間は、着替えと撮影を含めて30分程度。撮影データは後日参加者に渡す。

 「白髪になるまで長年連れ添った夫婦や、白髪になるまで一緒にいたいカップルなどにおすすめ。コスプレのような楽しみ方もでき、お面を外した状態での写真も撮るのでいい記念になるのでは」とスタッフの森脇寛子さん。

 「敬老の日にちなんで、じじ・ばばのお面をかぶらなくてもいいぐらいのご年配の方にこそぜひ参加してもらいたい。『こんなに長く一緒にいたんだね』とお互いに再認識しながら倉敷でのいい思い出を残してもらえれば」とも。

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