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倉敷・大原美術館、入館3500万人 美観地区の「顔」これからも

大原あかね理事長から記念品を受け取った3500万人目の入館者・落合さん

大原あかね理事長から記念品を受け取った3500万人目の入館者・落合さん

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 倉敷・大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)の入館客数が2月1日、3500万人に達した。

取材を受ける3500万人目の入館者・落合さん

 1930(昭和5)年に開館した同美術館。地元の実業家・大原孫三郎が岡山出身の洋画家・児島虎次郎と共に収集に努めたコレクションを展示する日本初の西洋・近代美術館として知られる。

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 1969(昭和44)年には倉敷市が、同美術館の前を流れる倉敷川を中心に伝統的な蔵造りの建物や洋館などが残るエリアを特別美観地区に指定。1970年代に起こった「小京都ブーム」では主に若い女性らの旅行先として支持を広げ、地区の「顔」とされる同美術館には現在も年間30万人ほどの入館がある。

 節目の入館者は、一人旅で倉敷を訪れていた落合祥仁さん(広島市西区在住)。館の正面で行われたセレモニーでは、同美術館の大原あかね理事長ら居合わせた人が拍手で落合さんを迎えた。

 落合さんは「一人旅も倉敷も初めて。よい記念になる」と話し、驚きとうれしさを隠せない様子。大原理事長から手渡された記念品で虎次郎の作品「睡(ねむ)れる幼きモデル」のレプリカを抱え、笑顔でカメラに収まっていた。

 「これからも『岡山・倉敷の美術館』であることを大切にしながら地元への貢献を続けたい」と大原理事長。「2020年には開館90年を迎える。来館してよかったと感じていただける場所づくりを目指していきたい」と意欲を見せる。

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