倉敷・船倉町にカフェ併設のアートギャラリー「PeLOTON(プロトン)」(倉敷市船倉町、TEL 086-527-5293)がオープンして1カ月がたった。
倉敷出身の陶芸家・三宅玄祐さんが古い住宅を改装して出店した。店舗面積は約15坪。カフェの席数は10席。
取り扱う作家は、白神典大さん(吹きガラス)、多久和克知さん(革)、唐澤博信さん(木工)、濵田伸一さん(焼締め)など、「1ジャンルにつき1作家」を基準に三宅さんがセレクトした約10組で、県内作家が中心。
「自分が知っている作家の作品を取り扱っているので、『引き出物に使いたい』『ここをもう少しこうしてほしい』といったお客さまの細かい要望があった時でも作家につなげることができる。お客さまと作家の橋渡し役になれれば」と三宅さん。
カフェメニューは、出雲産そば粉を使った「ガレット」(700円)、自家製ジャムを添えたスコーン(350円)、ガトーショコラ(400円)、「全粒粉ドライフルーツクッキー」(200)など。スイーツ類はすべて自家製で、ドリンクとのセットメニューも用意する。ドリンクは、豆に「ケニアAA」を使った「アメリカーノ」(400円)「カフェラテ」(450円)などのコーヒー、紅茶、ジンジャーエールなど。
カフェで使うプレートやマグカップは三宅さんが制作した。妻の万貴子さんと、同店併設のネイルサロン「cacolashocola(カコラショコラ)」を運営する次女の由佳子さんは、焼き菓子とケーキの製作を担当し、店にも立って三宅さんをサポートする。
三宅さんは「あくまでもギャラリーを中心に据えているが、カフェを併設することで、ゆったりと滞在しながら作品を見てもらえるのでは。気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~18時。土曜~月曜のみ営業。