倉敷の「はしまや呉服店」(倉敷市東町、TEL 086-422-0117)を営む楠戸家住宅で6月1日から、恒例の「はしまや さつき展」が開催される。
1869(明治2)年創業の同店が、市の重要文化財に指定されている楠戸家住宅で、中庭に咲く樹齢250年の大サツキ、同店の衣装、作家の作品を公開する同展。今年で20回目を迎える。1999年に全国誌で取り上げられて以来、開催時期に合わせて県外から倉敷を訪れる人も多いという。
希望者には、陶芸家濱田庄司の茶わんに入れた抹茶に、「とらや」の季節限定ようかんを添えて振る舞う(1,000円)。
期間中、敷地内の米蔵を再生した「夢空間(サロン)はしまやギャラリー」では萬眞智子さんが墨、自然素材、口紅などで仏を描いた作品展「うちなるほとけ」が、道具蔵を再生した「ギャラリーはしまや」ではHATAOさんによる絵本の原画展が、それぞれ開かれる。
開催時間は10時~17時。無料。6月4日まで。