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岡山木村屋が「ハラペコッペ」 倉敷の激辛ソース、新見のしょう油とコラボ

地元企業とコラボしたハラペコッペ「牛肉コロッケ&激辛ソース」(左)と「ローストビーフ&わさびしょうゆ」(右)

地元企業とコラボしたハラペコッペ「牛肉コロッケ&激辛ソース」(左)と「ローストビーフ&わさびしょうゆ」(右)

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 今年で創業100周年の岡山木村屋(岡山市)が11月、地元調味料メーカー「豊島屋」(倉敷市玉島中央)と「カツマル醤油醸造」(新見市)の商品で味付けしたコッペパンサンド「ハラペコッペ」を発売した。

豊島屋の「超・激辛ソース」

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 ハラペコッペ(389円~)は丸みを帯びたコッペパンに具を挟み込んだ商品で、現在5種展開する。「牛肉コロッケ&激辛ソース」(389円)では、創業199周年を迎える豊島屋の「超・激辛ソース」を、「ローストビーフ&わさびしょうゆ」(421円)では、創業120周年を迎えるカツマル醤油製造の「昔しょうゆ」を使う。

 同社では通常、製品開発部が企画して製品化したものを販売部が販売するが、同製品の開発は、直営店の店長ら販売部スタッフで立ち上げた「新製品企画チーム」が行った。

 同社取締役部長の宮永良明さんは「創業100周年ということで、次の100年に向けて社内でも部外からの新しい考えを取り入れてイノベーションを起こすことを狙った。現場をよく知り、消費者との距離が近いスタッフならではの『自分たちが売りたいもの』を追求した」と話す。

 具材、味、パッケージ、ネーミングまでを同チームが担当し、約4カ月かけて製品化した。コッペパンも同商品のために新しく俵型のものを作った。

 「製品開発部であれば、より多くの層にアプローチしようと考えるので『激辛ソースを使う』という企画はまず出てこない。販売部だからこそ生まれたアイデアと言える。実際の味も激辛というよりは旨辛で、広い層に訴えられる味に仕上がった」と宮永さん。

 「5種類とも販売数は好調で、白一色だったサンドイッチセクションのショーケースの景色が鮮やかに変わった。あらためて地元の食材の魅力を知ってもらうきっかけになれば」とも。

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