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倉敷・大原美術館で大掃除 試練で迎えた90周年、クラファン支援も募る

エル・グレコ「受胎告知」を壁から下ろすスタッフ

エル・グレコ「受胎告知」を壁から下ろすスタッフ

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 倉敷・美観地区の大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で12月14日、スタッフによる大掃除が行われた。

岸田劉生、中村彝の作品を掃除するスタッフ

 同館の大掃除は毎年12月に休館日を利用して全スタッフ40~50人で行う恒例行事だが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、正職員のみ20人で行った。職員らはマスクを着用し、エル・グレコ「受胎告知」、岸田劉生「童女舞姿」などの作品を壁から下ろし、はけとクロスを使って作品表面のアクリル板に付いた汚れや額縁周りの埃(ほこり)などを掃除した。

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 今年は創立90周年という節目の年にもかかわらずコロナ禍で4月から8月まで閉館を余儀なくされた。再開館後は、独自の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに則り、来場者の安全に配慮した作品展示を行っている。例年の年間来場者数は30万人を目安としているが、今年は6万人を見込む。

 10月末に始めたクラウドファンディングでは、わずか6日間で目標金額の1,000万円を達成。現在は第2目標金額の3千万円を設定しており、2千万円の寄付が集まっている。

 森川政典副館長は「創立90周年の今年は試練の年だった。まだ終わりは見えていないが、次の10年、100周年に向けて新しい時代の美術館のあり方を作り上げるために努力を積み重ねていきたい」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=1,500円、小・中・高生=500円。クラウドファンディングは12月25日まで。

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