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倉敷のアート施設「ラガルトプラス」1周年 「長く続けていきたい」

川埜龍三さんの立体作品「モノラルユートピア」

川埜龍三さんの立体作品「モノラルユートピア」

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 倉敷のアートギャラリー「ラガルト」が、アート複合施設「ラガルトプラス」(倉敷市阿知3、TEL 090-7776-6878)としてリニューアルオープンして1周年を迎えた。

ko-u-ki-shi-n(コウキシン)のバッグ

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 「ギャラリービル」と銘打った2階建ての建物内に、アートギャラリー、企画イベントスペース、スペイン語教室、マイクロライブラリー、企画デザイン会社の事務所などを擁する。核となるのは、2008(平成20)年から2階で15年運営していた笠岡市在住の芸術家・川埜龍三さんのオフィシャルギャラリー「ラガルト」で、リニューアルに合わせて1階に移動し展示内容を拡充した。川埜さんと親交の深いアーティスト10組の作品と合わせ計約300点を展示販売する。

 展示するのは、永岡かずみさんのテラコッタ彫刻、高田裕之さんの備前焼、細見博子さんのガラスとスズ合金を組み合わせた造形作品、岡本常秀さんのガラスペンとインク、ko-u-ki-shi-n(コウキシン)のバッグ、黒田よし子さんの絶滅危惧種をモチーフにした刺しゅう作品など。共有スペースでは、編み物サークルの活動、和菓子作りワークショップなどが行われることもある。

 川埜さんは「作品展示を1階に移動したことで、外からのぞき込む人や初めて来店する人が増えた。この1年で出会えた人も多く、とても幸せな気持ち。アート作品を日常的に無料で見たり体験したりできる空間は必要だと思うので長く続けていきたい」と話す。

 土曜~月曜のみ営業。営業時間は11時~18時。入場無料。

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