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倉敷・真備町の地元有志が復興グルメ「南山掘削カレー」考案

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 平成30年7月豪雨で甚大な被害を受けた倉敷・真備地区の復興を目的に地元有志が「南山掘削カレー」を考案した。12月24日、マービーふれあいセンター(倉敷市真備町箭田)で行う復興祈念イベント「復興阿吽祭2022~届け!この思い~」でお披露目し、200食を限定販売する。

掘削前の南山と小田川

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 南山掘削カレーは、河川氾濫の再発防止を目的とする「小田川合流点付替え事業」の一環で行われている南山(みなみやま)の掘削工事がモチーフ。南山の形に盛り付けられたライスを「掘削」しながら、小田川に見立てたカレーと合わせて食べる。国土交通省中国地方整備局高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所長の濱田靖彦所長が、ダムカレーのような地域グルメとして南山の掘削工事に着目して考案し、真備船穂商工会青年部と共同で完成させた。

 イベントでは1杯=500円で販売する。ライスを南山の形に盛り付けるための型の制作は「山下板金」(真備町妹)の山下大輔社長が担当した。カレールーは「讃岐うどん かわはら」(真備町川辺)の川原涼さんが担当。隠し味にバナナを使い、子どもでも食べやすい味を目指したという。

 イベント当日は、歌手の堀内孝雄さん、相田翔子さん、地元の歌手をゲストに招くほか、エフエムくらしきが公開生放送を行う。飲食・物販ブースやキッチンカーが出店する「真備船穂マルシェ」も同時開催する。「手打ちうどん さるや」(真備町箭田)は、地元の史跡・琴弾岩(ことひきいわ)の形を鶏肉で表現した当日限定メニュー「キビ!餡(あん)かけうどん」(500円)を販売する。

 同商工会青年部の三宅隆司部長は「今後も真備ならではの復興グルメを各種イベントで出していきたい」と話す。

 開催時間は11時~17時。

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