倉敷市内のゲストハウスやカフェで10月6日から、アーティストの交流を主体とした参加型展示イベント「Creators Lounge（クリエイターズラウンジ）」が開かれる。

樹齢900年のトチノキで作られた大テーブルを囲み朝まで語り合う

　今年で3回目となる同イベント。画家、造形作家、写真家、音楽家、料理家など、さまざまなジャンルのクリエーターたちが倉敷美観地区内の町家で共同生活しながら複数の会場でワークショップ、ライブ、展示、ラウンジトークなどを行う。

　会場は、築100年以上の2階建て町家を改装したゲストハウス＆カフェ「有鄰庵（ゆうりんあん）」（倉敷市本町、TEL 086-426-1180）、アート＆ファッションの複合施設「D_MALL CAFE（ディーモール）」（児島元浜町、TEL 086-473-5000）の2カ所。一般向けの作品発表やワークショップのほか、期間中の共同生活によるクリエーター同士の交流にも重点を置いているのが特徴。

　主なプログラムは、相澤心也さん、上西竜二さん、小田聖子さん、片山康之さん、佐藤亮太さん、藤原啓史さんの作品展示のほか、小田晃生さん、クリス・マーティさんなどによるライブ演奏、「大判カメラを使ったポートレート撮影」「オリジナルアロマスプレー制作」「独創的なレシピ作りの秘訣（ひけつ）」などのワークショップなど。夜には、岡山の料理ユニット「アランフェス」、料理家のダーダ（山田英季）さんの料理とともに、クリエーターと来場者たちが朝まで交流を深める「Creators Lounge」を開く。

　拠点会場となる有鄰庵代表の中村功芳さんは「倉敷美観地区には大原美術館をはじめ先人たちが残してくれた貴重な財産があり、創造的な発想を得るには最高の場所。さまざまな分野のクリエーターがここで共同生活しながら発表を行うことで、文化の発信地・倉敷を次世代につなげるきっかけになれば」と話す。

　各イベントの日時、会場、参加費はホームページで確認できる。今月8日まで（D_MALLでの作品展示は11月7日まで）。