倉敷駅前の住宅街に5月11日、中華そば専門店「月のうつわ」(倉敷市日ノ出町2、TEL 086-424-2929)がオープンした。
一般邸宅の和室8畳間を店舗として利用する同店。店舗面積は約7坪、席数は8席。
主なメニューは、国産親鶏を使った化学調味料無添加スープの中華そば(650円)、親鶏の脂をトッピングしてコクを強調した「黄金そば」、野菜と果物の焦がし油をトッピングして風味を強調した「香味そば」(以上700円)など。サイドメニューに「薩摩鶏の手羽先」(150円)や「金胡麻いなり」(200円)、ドリンクは「ノンアルコールビール」(350円)や「プレミアムモルツ生」(550円)を提供する。
出店を企画したのは、地元の同級生を中心とした10数人による仲良しグループ。「店舗として借りている邸宅は同級生の実家で、もともとここにみんなが集まって楽しく飲み食いをすることが多かった。そこから『もっと人との交流が生まれる場所として利用してみよう』という話へと発展した」と店長の都志由美子さん。邸宅に住む同級生とその母親が中心となってレシピを開発、グループ内で意見交換しながら味を追求していったという。「意見が割れた時はグループ内の女性陣の意見を採用したので、あっさり系の優しい味に仕上がった。チャーシューの味にも自信がある」
のれんの制作や店内の装飾も仲間同士で手掛けた。日々の運営も仲間が協力し合う。「毎日来店してくださる近所の方もいる。中華そばの味はもちろん、店内の雰囲気や、いろいろな人との出会いを楽しんでほしい」とも。
営業時間は11時~14時、17時~20時(日曜は11時~17時)。月曜~木曜定休。