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倉敷・アイビースクエアで工芸・雑貨展-「手作り」テーマに8組出展

糸車を操る「naco」の佐伯志保さん

糸車を操る「naco」の佐伯志保さん

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 倉敷・美観地区の老舗ホテル「アイビースクエア」(倉敷市本町)内にある「愛美工房 展示室」(TEL 086-424-0517)で現在、「モノ・カタチ それぞれの仕事展 Vol.3」が開かれている。

糸車を操る「naco」の佐伯さん親子

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 「人の手による表現・ものづくり」がコンセプトの同展。デニムを織る際に捨てられる切れ端部分「デニムの耳」を利用して作ったスリッパや帽子、高梁市の伝統的な赤色顔料「ベンガラ」で表面を仕上げた木工製品など、岡山にゆかりのある作家やメーカー8組によるさまざまなジャンルの作品や商品700点以上を展示販売する。

 出展者は、木工作家・川月清志さん、陶作家・タカラダアスカさん、吹きガラス作家・高倉縁さん、とんぼ玉の「MABO」、草木染・フェルトの「naco」、革の「bocco」、デニム雑貨の「araiyan」、婦人服の「gokan」。各出展者が自身のコーナーをプロデュースしたという。

 「『コレクションとして』よりも『身に着けたい』と思われるような作品を目指している」と話す「MABO」の杉山昌和さんは、かんざしや羽織ひもなど、着物に合うアイテムを中心に並べる。「naco」の佐伯晃男さん・志保さん夫婦は、メリノウールの原毛などをフェルト化して作ったネックウォーマーや天然草木染のソックスなどを展示。「手を絶えず動かすため」テレビやインターネットを切り離して生活しており、在郎時は糸車を持ち込んで作業する。「誰かに雇われなくても、ものづくりをして生きていけることを伝えたい」と話す。

 開催時間は9時~17時30分。1月27日~31日は休館。2月11日まで。

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