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倉敷の小学校で「忘れられた」タイムカプセル掘り起こしへ-41年の時超える

タイムカプセルを掘り起こした実行委員メンバー

タイムカプセルを掘り起こした実行委員メンバー

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 倉敷市立万寿(ます)小学校(浜町2)で8月9日、41年前に埋められたタイムカプセルの掘り起こし式典が行われる。呼び掛けたのは、1975(昭和50)年卒業生・同窓会実行委員会(TEL 090-3374-9092)。

41年経過したタイムカプセルの状態

 タイムカプセルは1973年(昭和48)年に同校の創立100周年記念事業として日時計の北側に埋められた。カプセルには当時の在校生(1年~6年生)約1400人が「100年後の子どもたちへのメッセージ」というテーマで書いた作文などが入っており、100年後の2073年にその時の在校生が開ける計画だった。

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 タイムカプセルは直径約60センチ、長さ約1.2メートル、重さ約70キロ。鉄製の本体に腐食防止のタール樹脂塗装が施されている。「100年間の保存に耐え得る」とされていたが当時の技術によるもので、カプセルの劣化や中身の損傷を懸念した実行委員会メンバーが学校に問い合わせたところ、カプセルを埋めたことを知る教職員は一人もおらず、当時の記録も残っていないことが判明した。

 「カプセルの状態確認のため今年7月に実行委員メンバーで掘り出したところ、タール樹脂が劣化しており本体にさびも見られた。あと59年あるので、一度中身の保存状態を確認するとともに、現在の教職員の方々にカプセルのことを知ってもらい、今後後任への引き継ぎをお願いしようと考えた」と実行委員長の吉川青良さん。

 式典では、タイムカプセルを開けて中身の保存状態を確認するほか、保存・引き継ぎ要望書を学校に提出する予定。埋め直しの際に、既存のカプセルを使うのか、新しいカプセルを用意するのかは未定で、最適な方法を検討していくという。

 「これで100年後の子どもたちに確実に届けられると思う。当時を知る1961年~1966年度生まれの卒業生にもできるだけ多く参加してもらい、懐かしい思い出を共有したい」と呼び掛ける。

 式典の開催時間は10時~。

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