倉敷在住のフィンガースタイル・ギタリスト土師剛(はじごう)さんが4月29日、7インチ・レコード「Gopportunity / Soca In D」をリリースした。公式オンラインショップやライブ会場で販売する。
土師さんは、カリプソ、ジャズ、ブルースなどのジャンルをまたいだオリジナル曲やカバー曲をアコースティックギター1本で演奏する「フィンガースタイル・ギタリスト」として、これまで2枚のアルバムをリリースしている。
28枚限定販売の同アルバム(2曲入り、2,160円)。A面の「Gopportunity(ゴポチュニティー)」は、エレキギターを主体とし、ベースの演奏とドラムの打ち込みも土師さんが担当したアップテンポな曲。タイトルは、前に進むことを意味する英語と土師さんの名前でもある「Go」と、好機を意味する「opportunity」とを掛け合わせた造語。「せっかくレコードを作るので、DJやセレクターにかけてもらうことをイメージしながら曲を作った。CDではなくレコードを作ってみたことも、アコースティックギターではなくエレキギターを弾いてみたことも、自分の『変化』への挑戦」と話す。
B面の「Soca In D」は、トリニダード・トバゴをルーツとする音楽「カリプソ」から派生したジャンル「ソカ」のオリジナル曲をアコースティックギター1本で演奏。「ソカはカリプソよりもテンポが速く音も大きいのでダンスやパーティー向き。ソカをギター1本で演奏する人は他に見たことがない。かなり珍しいのでは」と土師さん。
「自分が人にギターを教えたりカリプソというジャンルを紹介したりするのと同じように、今回の作品をきっかけにレコードの楽しさも伝えられれば。聴いてくれる人も自分自身も飽きないよう、これからも変化し続けていきたい」と意欲を見せる。
5月31日は「ONSAYA COFFEE 奉還町本店」(岡山市)で発売記念ライブを行う。19時開場、20時開演。チケット料金は3,000円(ドリンク代別)。