倉敷郵便局前にスープカフェ「Nekko(ネッコ)」(倉敷市鶴形1、TEL 080-9130-8622) がオープンして1カ月がたった。
5月1日にオープンした同店。無農薬栽培の自家菜園で採れた食材を使ったスープを中心とした食事メニューを提供する。倉敷出身の店主・森弘之さんが母の真由美さん、妹の純子さんとともに運営する。店の定休日は畑作業の日に充てる。店舗面積は10坪。席数は12席。
ランチメニューは、日替わりの「和風スープランチ」と「洋風スープランチ」、「ごろっと野菜のカレー」(以上890円)で、有機無農薬野菜のサラダ、小鉢、ライスまたはパン、ドリンクが付く。持ち帰り用スープ(400円)も用意する。ドリンクはオリジナルブレンドのコーヒー、紅茶(以上400円)、オーガニックハーブティー(500円)など。ガトーショコラ、カヌレ、チーズケーキなどのスイーツも日替わりで用意する。
弘之さんは調理学校卒業後、ベトナム料理、イタリア料理、カフェなどで約10年経験を積んだ。ベトナム料理での経験を生かし、毎週土曜はフォーをメニューに加える。「母には以前から『定年後はスープカフェをやりたい』という夢があり、自分が畑を始めたタイミングと重なって出店につながった」という弘之さん。調理は、カレー、フォー、スイーツを弘之さん、スープと小鉢を真由美さんが担当する。
弘之さんは「オープンから1カ月間、食べ残す人がいなかったことがとてもうれしい。フォーのスープを飲み干してくれるお客さまもいて、こちらのモチベーションも上がる。店名のとおり地域に『根ざした』店になれば」と話す。
「いずれは全ての食材を自分の畑の作物でまかなえるようにしたい。採れた野菜の販売もしてみたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~19時(ランチは14時まで)。火曜・水曜定休。