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倉敷市真備町を走る井原鉄道のヘッドマークデザイン募集 再開で復興への勇気を

清音駅で井原鉄道の芝崎直人さん

清音駅で井原鉄道の芝崎直人さん

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 平成30年7月豪雨で被災した倉敷市真備町などを通る井原鉄道(井原市東江原町)が8月7日、ヘッドマークのデザイン募集を始めた。

オレンジラインと吉備真備駅

 総社市にある「総社駅」から被災した真備町・矢掛町・井原市を通り、「神辺(かんなべ)駅」(広島県)まで約41キロメートルを走る同鉄道。被災前には1日約5000人の利用者数があった。現在は、総社駅から三谷駅(矢掛町)までの区間を運休して、バスでの代行輸送を行っている。9月上旬には全線開通する見込み。

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 同鉄道スタッフの芝崎直人さんは「すぐにでも走らせたい思いはあった。通学・通勤、特に通院の足が無くなり困っている人には早く利用できるようにしたい。列車が走ることで勇気を与えたい」と話す。

 吉備真備駅近くの高架には、小田川が決壊した時に到達する予測水位を示したオレンジラインを約2年前に作成している。同災害では、同ラインを超えて水没し、電気系統のショートにより運行できない状況だった。土佐くろしお鉄道、智頭急行の協力があり予想以上に早く再開を迎えることができたという。

 芝崎さんは「レールは列車が走らないとすぐにさびてしまう。さびたレールを見るのは辛い。同鉄道の運転手にも被災者がいて被災地にも何度も手伝いに行った。被災者と気持ちを一緒に、復興を進めていきたい」と話す。

 応募は同鉄道のフェイスブックページで受け付ける。8月20日まで。