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岡山県最小の有人島・松島でアート体験イベント ワカメ料理や陶芸体験も

旧松島分校の外観

旧松島分校の外観

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 瀬戸内海に浮かぶ岡山県最小の有人島・松島(倉敷市下津井)で5月1日~5日の5日間、アートを軸にした体験イベント「松島オープンスタジオ」が開かれる。主催は、地元の若手アーティストや建築家らで構成する一般社団法人「松島分校美術館」。

ワカメ料理

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 松島は周囲約1キロで人口は2人。同法人は、平成元年に休校になった下津井西小学校松島分校を「旧松島分校」として、「島からのアート発信」を通じた地域活性化に取り組んでいる。

 イベントでは、近隣の岩黒島で採取された粘土を使った陶芸体験、地元・下津井産のワカメを使った「ワカメご飯」「ワカメスープ」の提供、映像作家・黒田教裕さんが滞在制作する様子を見学できる「オープンスタジオ」などを行う。参加者は児島観光港から船で松島に渡り、夕方まで島で「ゆるやかな時間」を過ごす。

 2日と4日には、陶芸体験とワカメ料理の代わりに「やんちゃカリー」(神奈川県)が出店し、瀬戸内海の海の幸を使ったカレーを販売する。

 同法人メンバーの山口晋作さんは「地元の粘土を使って島の窯で焼く陶芸体験や、地元のおばちゃん直伝のレシピを使ったワカメ料理など『その場所ならでは』のものを発信していきたい。特に地元の人に知ってもらい体験してもらいたい」と話す。

 同法人の新たな拠点となる事務所を下津井に準備中で、地域に向けての美術教室や教育プログラムの提供、アーティストの滞在制作、アーティストと地域交流を促すカフェ運営などを行う予定。

 開催時間は11時~16時。定員20人(2日・4日は40人)。オンライン予約制。料金は、船代=1,500円(小学生以下800円)、陶芸体験=3,000円(同2,000円)、ワカメ料理=500円、やんちゃカリー=700円。1日・3日・5日はすでに定員に達している。

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