日本茶のセレクトショップ「茶寮 ちゃテラス」（倉敷市東町、TEL 050-3091-3561）が11月2日、日本茶に触れる体験プランの提供を始める。

石臼で抹茶をひく様子

　店主の石井衣美さんが「もっと多くの人に日本茶の魅力を知ってほしい」と企画し、9月末に予約の受け付けを始めた。体験プランは「石臼で抹茶をひく体験」（3,300円）、「ほうじ茶づくり体験」（2,860円）、「オリジナルブレンド茶づくり体験」（3,850円）の3種。

　「石臼で抹茶をひく体験」（所要時間＝約50分、土産の茶葉付き）は、抹茶の元になる茶葉「てん茶」を香川県産の庵治石（あじいし）で作られた石臼でひく。出来上がった抹茶はその場でたてて飲むほか、バニラアイスにトッピングして「抹茶アフォガート」として食べることができる。

　「ほうじ茶づくり体験」（同＝約40分、土産の茶葉付き）は、茶葉を手持ちタイプのほうじ器「焙烙（ほうろく）」に入れて焙（ほう）じる。出来上がったほうじ茶は、焙じる前の茶と飲み比べることができる。

　「オリジナルブレンド茶づくり体験」（同＝約40分）は、異なる品種の茶葉でいれた茶を試飲し、その中から好みの3種を選んで好みの比率で配合する。出来上がったオリジナルブレンド茶は試飲後、茶葉50グラムを土産として持ち帰ることができる。

　石井さんは「コーヒー豆をひく人は多いが抹茶をひいたことがある人は少ないと思う。ひきたてならではの味と香り、茶葉の品種による味の違いなどを楽しんでもらえれば。お子さま連れも歓迎なので、家族の思い出づくりにも利用してほしい」と話す。

　体験の提供は土曜・日曜・祝日の10時～17時。