倉敷・児島のアパレルメーカー「小倉屋」（倉敷市柳田町、TEL 086-473-3688）が4月下旬、コーヒー染め半袖Tシャツを発売した。

コーヒー染めに使った「出がらし」

　市内のコーヒー店から提供されたコーヒーの出がらしを染料と組み合わせて、コーヒー風の淡いブラウンに染めた商品。染色加工は、衣料品の染色・洗い加工やジーンズのダメージ加工などを手がける地元企業「ニッセンファクトリー」（児島上の町）で行った。安全性の高い染料・薬品のみを使い排水などの環境負荷の低減にも配慮する繊維加工の安全認定基準「倉敷染」に準じている。

　小倉屋の企画営業課長・鼓大輔さんは「捨てられるはずだった出がらしが活用されて、環境に配慮した工程で作られている背景を知ると、より愛着も湧くのでは。コーヒー好きな人へのプレゼントにもお薦め」と話す。

　価格は1,980円。自社通販サイトで販売する。