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倉敷の雑貨店「Ryoku」で若手備前焼作家作品展-女性でも使いやすい器を

陶芸家・森山仁さん

陶芸家・森山仁さん

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 倉敷・田ノ上の雑貨店「Ryoku(リョク)」(倉敷市田ノ上、TEL 086-431-2227)で現在、備前市在住の陶芸家・森本仁さんの作品展「マイニチノイチマイ展」が開かれている。

木の葉形の器

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 「毎日の食卓に使える一枚」を提案する同展。備前焼を中心に、釉薬(ゆうやく)の器などを取り混ぜて約130点を展示。実生活での使い方がイメージできるよう、花器には花を生け、小皿には同店が取り扱う箸やカトラリーなどと組み合わせて展示する。女性でも取り扱いやすいよう、薄く軽量な作品も数多い。「重くて使いにくく、高価で使うのが怖いというイメージを持たれる備前焼だが、一点でも食卓に取り入れてみるとそれだけで食卓が豊かになる。自分の家ではパスタやスイーツなどにも使っている」と森本さん。

 備前市生まれの森本さんは、東京造形大学彫刻科卒業後に美濃の豊場惺也さんに師事。10年前に自宅の窯で備前焼を中心とした制作を始めた。伝統的な備前焼の制作にとどまらず、備前焼と同じ土を使って白く焼き上げたものや、多彩な釉薬を使った器の制作にも積極的に取り組む。「自分で使ってみたいと思えるもの、使って気分がいいものを作っていきたい。自分の作品が毎日の生活の中に取り入れられ、出番が増えるとうれしい」

 「基本は続けていくこと。いろいろな状況でベストを尽くし、いいものを作っていきたい」と今後への意欲を見せる。

 営業時間は11時~16時。日曜~火曜定休。今月9日まで。9日は、森本さんが在廊を予定する。

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