倉敷・美観地区の多目的文化施設「倉敷物語館」(倉敷市阿知2、TEL 086-435-1277)で12月22日、「ものがたりかん くりすます」が開かれる。
元は江戸時代中期の和住宅だった空間をクリスマス一色に染める同イベント。サンタやトナカイに扮(ふん)したスタッフが、手品や楽器演奏で来館者をもてなす。館内には約150センチのクリスマスツリーを設置。来館者はさまざまな色のカードに願い事を書き込み、ツリーをデコレーションしていくことができる。
メーンとなるのは、家族向けのワークショップ「歯ブラシロボット制作&レース」。加工した歯ブラシに振動モーターとボタン電池を組み合わせて、ネズミのように自走するロボットを作る。完成した「歯ブラシロボット」は、「そり」を引かせたり、ペーパークラフトのクリスマスツリーをかぶせたりして遊ぶほか、和室のふすまの敷居をレーストラックに見立てて速さを競う。勝者には賞品を用意する。
和室のスクリーンには、2008年に閉園したテーマパーク「倉敷チボリ公演」で行われていたクリスマス・イルミネーションのスライドを投影しクリスマスの雰囲気を演出するほか、施設内のカフェ「ぽっ♪カフェ」では、特別メニューとして「ホットワイン」「ほっとチョコレート」(以上300円)を提供する。
「クリスマスの思い出、旅の思い出に立ち寄ってほしい。特に『歯ブラシロボット』は作るのが簡単で、とても面白い動きをするので、子どもだけではなく大人でも楽しめるはず」と同館スタッフの森脇寛子さん。
開催時間は10時~19時。入場無料。「歯ブラシロボット作り」は14時からで、参加費は500円(材料費込み)。