倉敷駅前の元町通に大判焼きのテークアウト店「米粉スイーツの店 萠(もえ)」(倉敷市阿知3、TEL 086-697-6834)がオープンして2カ月が過ぎた。場所はラーメン店「あずま」隣。
4月21日にオープンした同店。県産コシヒカリの米粉を使った大判焼きを店内で焼いて提供する。「米粉の生地はモチモチ感を損なわないように焼き方を工夫している。クリームの素材も、北海道産の特上小豆、瀬戸内レモン、宇治抹茶など、なるべく良いものを選んで取り入れている」と店主の小野晴夫さん。
主なメニューは「特上小豆」「プレミアムカスタード」「豆乳フラワー」「イチゴフロマージュ」「サツマイモ」(以上120円)などで、月ごとに一部メニューを変えていく。
倉敷出身の小野さんは、長年暮らしていた京都から定年退職を機に昨年帰郷。母親が10年前まで焼き物や民芸品を販売していた実家の店舗スペースを改装して開業した。「人通りが多く観光客も多く訪れる場所なので、それを生かしたかった。地元倉敷や岡山に貢献したいという思いから、県産米粉の大判焼きに着目した」と話す。店のデザインや装飾などは「パリのシャンゼリゼ通りのオープンカフェをイメージした」という。
「『冷めてもおいしい』がモットーだが、お客さまからは『冷めた方がおいしい』という声すらいただくこともありうれしい。モチモチ感を前面に出した晴れの国岡山の米粉の味を多くの方に体験していただきたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~売り切れ(17時~19時ごろ)まで。月曜定休。