倉敷市玉島にある倉敷市災害ボランティアセンター(倉敷市玉島長尾)で7月27日、チケットなどの販売・管理ウェブサービス「Peatix(ピーティックス)」を使って、災害ボランティア受付を始めた。
平成30年7月豪雨で被害のあった倉敷市真備町に、同施設で受け付けを行ったボランティアが、平日は600人~900人、週末は1000人~2000人訪れる。これまで受け付けでは住所・名前・性別・生年月日などを紙に記載するスタイルをとっており、待ち時間は20分~30分になることもあった。同サービスを導入することで、時間短縮された受け付けとわずらわしさを省くことによりボランティアの増加・リピートを目的としている。
同サービスは、コンサートやイベントのチケットを買うよう事前申し込みを行い、当日受付でスマートフォンの画面を見せれば受け付けが完了する。受付会場ではウェブ申込者専用レーンを設け、対応している。当日、受け付けを担当していた岡山NPOセンターの柴田健志(たけし)さんは「初日は30代・40代を中心に約35人の利用があった。夏休みに入り利用者が増えることを期待している。現在の受け付けと併用し、なるべく待ち時間の少ない運営をしていきたい」と話す。
同サービスを導入したフリーランスのシステムエンジニア・戸井健吾さんは「ボランティアさんがなるべく簡単に使えるように配慮した。人数把握やボランティアのリスト化ができることも利点。受付のしやすさから、多くの人にボランティアに関わってもらうことで人手不足の解消にもつながる」と話す。
受付時間は9時~10時。