茨城県境町の橋本正裕町長らが11月21日、「倉敷市ふるさと納税代理受付寄付金」を倉敷市に寄付した。
同寄付金受領式には、茨城県境町の橋本正裕町長、同県守谷市の田中健副市長、授乳服などの製造・販売を行う「モーハウス」(茨城県つくば市)の光畑由佳社長が参加した。
ふるさと納税は、自分の故郷や応援したい市町に寄付でき、所得税や住民税が控除される制度。平成30年7月豪雨災害で被災した倉敷市のために、境町は7月7日から、守谷市は7月13日から代理で寄付金を受け付けた。集まった寄付金総額は、境町が1億4,549万3,561円、守谷市が4,716万9,254円。
境町ではふるさと納税のほか、クラウドファンディングサイトで呼び掛け、集まった支援金185万1,982円でモーハウスの授乳服などを購入し、真備町の避難所などへ助産師会を通じて寄贈した。「モーハウス」社長の光畑さんは倉敷市出身。「境町とは『子育て支援に関する協定』を2015年9月に結んでいて、縁がつながったようでうれしい」と話す。
伊東香織倉敷市長は「被災地に来てくれるボランティアの人たちのためにも、ボランティア活動の支援をしている倉敷市社会福祉協議会にも寄付金を使いたい。少しでも早く復興につながるよう使っていきたい」と話す。