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倉敷・大原美術館で大掃除 豪雨災害で苦戦も「いつもと変わらぬ姿勢」貫く

モディリアーニやマティスの作品を清掃するスタッフ

モディリアーニやマティスの作品を清掃するスタッフ

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 倉敷・美観地区の大原美術館(倉敷市中央1、TEL 086-422-0005)で12月10日、スタッフによる大掃除が行われた。

カンディンスキー「尖端」の裏側を清掃するスタッフ

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 大掃除は毎年12月の休館日を利用して行っている恒例行事で、スタッフ約50人が参加。マティス、カンディンスキー、モディリアーニなどの作品を壁から取り外し、刷毛(はけ)や掃除用クロスを使って作品表面のアクリル板や額縁のすす払いをした。

 平成30年7月豪雨では同館に直接的な被害はなかったものの、入場者数が例年の約半数まで落ち込んだ。秋頃から徐々に数字が戻り始め、11月には例年の95%まで回復した。例年は年間入場者数30万人を目安としているが、本年度は27.5万人を見込む。

 同館学芸員の塚本貴之さんは「今年は災害があったが、このような時こそ美術館としてはいつもと変わらない姿勢でお客さまをお迎えしたい」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=1,300円、大学生=800円、小・中・高生=500円。

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