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芸術家・川埜龍三さんの公式ギャラリー10周年 地元会社社長の支援に「感謝」

川埜龍三さん(右)とパウハウス・石川隆行社長(左)

川埜龍三さん(右)とパウハウス・石川隆行社長(左)

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 芸術家・川埜龍三さんの公式ギャラリー「ギャラリー ラガルト」(倉敷市阿知3、TEL 090-7776-6878)が10周年を迎えた。現在、個展「蜥蜴(とかげ)の羅針盤」が開かれている。

「飛べない鳥のクラウン」

 2008年にオープンした同ギャラリー。オリジナルTシャツプリントなどを手掛ける「パウハウス」(児島小川)の石川隆行社長が2006年、川埜さんの作品に感銘を受け、自身が運営する店舗「倉敷ジーンズ」の2階をアーティストギャラリーとして提供することを持ち掛けたのが誕生のきっかけ。

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 川埜さんは「笠岡のアトリエに引きこもって制作活動をしていた自分が、たまたま倉敷で開いた個展で石川社長に見つけてもらったのが大きな転機となった。倉敷の中心地にこのギャラリーがあったから出合えた人も多く、人と関わりながら作り上げる大規模なプロジェクトを手掛けるきっかけにもなった。感謝の気持ちしかない」と話す。今回の展示に合わせ、2人の出会いのきっかけとなった12年前の個展に出品していた立体作品「RAVEN(レイブン)」の原型を石川社長に進呈した。

 石川社長は「彼を支援しているのは、作品の質もさることながら、強い探究心を持ち妥協をしない生き様を間近で見られるから。自分はこの建物の鍵を持っているので、好きな時に自分だけで作品を鑑賞することもできる。支援したもの以上の感動を彼からもらっている」と話す。

 今回の展示では新作約30点を含む計約70点を展示する。10年前のオープンに合わせて発表した立体作品の原型を使って作り上げた新たな作品も。「自分自身の基本的な制作のスタイルは変わっていないが、いろいろな人との出会いがあったからこそ10年続いたと思う。これからこの場所でどんな出会いがあるのかも楽しみ」と話す。

 開催時間は11時~18時。火曜~金曜定休。入場無料。1月28日まで。

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