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倉敷・真備町に「ラーメンヤ」 豪雨災害復興作業者を食でねぎらう

「Ramenya」の外観

「Ramenya」の外観

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 ラーメン店「Ramenya(ラーメンヤ)」(倉敷市真備町箭田、TEL 086-698-3551)が真備町にオープンして3カ月がたった。

アメリカ雑貨が散りばめられた内装

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 平成30年7月豪雨で甚大な被害を受けた同町。現在も復興のための解体や建設に携わる業者が多数出入りしていることから、真備町出身の塩尻さんが「業者の方が昼休みに気軽に食べられるものを」と出店した。

 塩尻さんは、浸水被害を受けて解体した実家の跡地にコンテナを置き、3カ月かけて手作りの店舗を完成させた。店舗面積は約50平方メートル。席数は28席。

 主なメニューは「中華そば」(並=600円、大=700円)、冷やし中華(800円)で、煮玉子、ライス(以上100円)、チャーシュー丼(200円)などのトッピングやサイドメニューを用意する。塩尻さんは「業者の方が毎日食べても飽きないよう、あえて個性を出さずにシンプルな中華そばにした。価格を抑えるために、少ない食材でどこまでおいしくできるかを追求した」と話す。

 塩尻さんは以前から町内の別の場所でそば店「蔵座庵(ぞうざあん)」(同)を経営していたが、週末のみの営業に切り替えて、平日をラーメン店の経営に当てる。「体力的にはかなりきついが、ラーメン店を出したことでいい出会いもあった。意図していた通り、お客さまの約8割は業者の方。今後も気軽に利用してもらいたい」と話す。

 営業時間は11時~14時30分ごろ。土曜・日曜定休。

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