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倉敷の老舗地下足袋メーカーが期間限定直営店 工場見学会も

「たびのくら」店内の様子

「たびのくら」店内の様子

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 倉敷・茶屋町の老舗地下足袋メーカー「丸五(まるご)」(倉敷市茶屋町、TEL 086-428-0230)が7月15日、直営アンテナショップ「たびのくら」を10日間限定で同社敷地内に出店する。

リゾート向け地下足袋シューズ「たびりら」

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 同社は1919(大正8)年創業。地下足袋を主力に、安全スニーカー、作業用シューズ、長靴、手袋などを製造する。3年後の創業100周年を見据え、「地域住民との交流を通じた会社・商品認知度の向上」「数年前から取り組んでいるファッション・スポーツ向け新商品の紹介」を目的にアンテナショップの出店を決めた。

 これまで展示・商談ルームとして利用していた古い土蔵をリニューアルし、地下足袋とその関連商品50種、計120点を展示販売する。店舗面積は57平方メートル。一般を対象にした工場見学会も会期中4日間行う(定員に達したため受け付けは終了)。

 店内には、ヨーロッパ発祥のリゾート向けサンダル「エスパドリーユ」から着想を得た地下足袋シューズ「たびりら」、女性向け超軽量コンフォートシューズ「365(サンロクマルゴ、5は○で囲む)」、足袋型の男性向けトレーニングシューズ「hitoe(ヒトエ)」、エアークッション入りの祭り足袋「エアージョグ」など、従来の伝統的な足袋のスタイルにこだわらない新発想の商品を多数取りそろえる。

 多くの商品が中国生産にシフトする中、同社は自社工場の生産ラインを2012年に再稼働。現在は「ASSABOOTS(アサブーツ)」「たびりら」などファッション性の高い地下足袋やシューズを自社工場で生産する。

 営業推進グループの石永理紗さんは「アンテナショップを開設するのも一般向けに工場見学を行うのも今回が初めて。当社が100年近くずっと地下足袋を作ってきたこと、新しい商品を積極的に開発していることなどを地元の人にもっと知っていただく機会になれば」と期待を込める。「今回の期間限定ショップを成功させ、将来的には常設ショップの開設へとつなげていきたい」とも。

 営業時間は10時~17時。来店者には「ミニ地下足袋ストラップ」を進呈する。今月24日まで。

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