自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「日常COFFEE(コーヒー)」(倉敷市玉島3、TEL 080-3054-5569)が玉島清心町商店街にオープンして2カ月がたった。
昨年12月にオープンした同店。かつて紳士服店だった空き店舗を倉敷出身の店主・柏原健太さんが半年かけて改装した。店舗面積は15坪。席数は8席。柏原さんは「店名には『しんどいことがあってもコーヒーで日常をオフにしましょう』という思いを込めた。サロンのように気軽にふらっと集まれる場所にしたい。自分のこだわりを前面に押し出すつもりはないので、ミルクや砂糖も自由に入れて楽しんでもらいたい」と話す。
メニューは、「日常ブレンド珈琲」(500円)、深煎りの「ブラジル」(550円)、「エチオピア・モカ」(600円)など。コーヒー豆の挽き売り(100グラム=600円~)にも対応する。紅茶(500円)、オレンジジュース(450円)、レモンスカッシュ(550円)などコーヒー以外のドリンクや、バタートースト(400円)、自家製のチーズケーキ(450円)などのサイドメニューも。モーニング(500円)は、ハーフバタートーストとゆで卵にコーヒーまたは紅茶が付く。
もともと「将来は店を開きたい」という夢を持ち、仕事をしながら趣味でコーヒー豆の焙煎をしていた柏原さん。30歳を迎えた時に仕事や人生について見つめ直し、「老後ではなく体力や気力があるうちに始めよう」と決心。週末に知人の店のスペースを借りてカフェ営業をしたり、老舗の喫茶店で働いたりしながら経験を積んだ。「商店街では自分が最年少で、地域の人たちにも優しくしてもらっている。当店をきっかけに若い人たちにもこの商店街や地域に興味を持ってもらえれば」と話す。
営業時間は9時30分~17時30分(モーニングは11時まで)。水曜定休。