倉敷市は9月27日、土曜・日曜・祝日に市役所と美観地区を往復する無料シャトルバスの運行を始めた。
古い白壁の街並みが残ることから多くの観光客が訪れる美観地区。週末になると自動車利用の観光客などで市営駐車場が満車となり同地区周辺に深刻な交通渋滞が起きることから、同サービスを約2カ月半の期間限定で試験導入し渋滞緩和を図る。最も混雑しやすい昼前から昼にかけての時間帯は、周辺地域でチラシを配るなどして同サービスの利用を促す。
自動車利用の観光客には市役所の屋内駐車場(収容台数=150台)を無料開放。シャトルバスは、市役所東広場から美観地区南端に隣接する倉敷芸文館東側のバス停までの約2キロを結ぶ。片道の所要時間は約6分。
同サービスの窓口を担当する同市観光課(TEL 086-426-3411)によると、利用者には「どこから来たか」「有料の場合、いくらまでなら妥当か」などのアンケート調査を行い、利用者数などと合わせて今後の渋滞緩和対策とサービス向上の参考にしていくという。
バスの運行時間は10時~18時15分。市役所発が毎時0分・30分、美観地区発が毎時15分・45分。12月7日まで。