倉敷・美観地区のホテル「アイビースクエア」（倉敷市本町）内にある多目的施設「アイビー学館」（TEL 086-424-0516）で現在、国産デニムの展示販売イベント「DENIM on LIFE（デニムオンライフ）」が開かれている。

バッグやポーチなどのデニム雑貨も

　今年3月に続き2回目となる同イベント。「国産ジーンズ発祥の地」と呼ばれる倉敷のデニム産業の歴史と現在を、多彩なデニム製品とともに紹介する。「ビッグジョン」「ボブソン」「ベティスミス」「倉敷天領デニム」など国産ジーンズを制作する20ブランドが参加し、個性的なデニム製品約2000点を展示販売する。

　主な商品は、ジーンズ、シャツ、デニムスーツ、デニム生地を使って制作したバッグ、ポーチ、スリッパ、帽子、クッションなどの雑貨や小物など。デニム生地販売コーナーでは、1972（昭和47）年にビッグジョンとクラボウが共同開発した日本初の国産デニム生地「KD-8」の復刻版も展示販売する。

　ジーンズの付属品メーカーも初参加し、ボタンやリベット制作の「YKKスナップファスナー」、ジーンズのウエスト裏などに付けるネームラベル制作の「協同」がそれぞれ多彩なサンプルを展示する。

　同ホテル企画部の森貴彩さんは「今回初めてデニムの付属品メーカーの紹介と生地の展示販売ができ、さらに深みのある展示になった。これだけ多くのブランドが集まることは珍しい。手作りならではの国産品のクオリティーを肌で感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は9時～17時30分。入場無料。10月13日まで。