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鷲羽山ハイランドの超ロング階段がインスタで話題 スタッフ手塗りでカラフルに

スタッフの手作業でカラフルに再塗装された階段

スタッフの手作業でカラフルに再塗装された階段

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 瀬戸内海や瀬戸大橋を眺望できる倉敷の遊園地「ブラジリアンパーク 鷲羽山ハイランド」(倉敷市下津井吹上、TEL 086-473-5111)内の階段が昨年末カラフルに再塗装され、現在インスタグラムなどのソーシャルメディアで話題になっている。

再塗装前の階段

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 同園は1971(昭和46)年開業。標高約100~140メートルの斜面を利用した園内に、地上16メートルのレールの上で自転車をこぐ「スカイサイクル」、海抜170メートルから飛び降りる「バンジージャンプ」、逆走コースター「バックナンジャー」などのアトラクションを備える。

 今回再塗装された階段は342段あり、高低差40メートルある園内の各アトラクションを結ぶ大動脈のような存在。同園マネジャーの永山恵子さんが「長い階段だが、目で楽しみながら利用してもらいたい」と再塗装を発案し、手首や足首に付けるブラジルのカラフルなリボン状のお守り「ボンフィン」にちなんだ8色(緑、黄緑、黄、オレンジ、赤、ピンク、紫、水色)に塗装した。塗装作業は、サンバショーを担当するブラジル人パフォーマー6人を含むスタッフらによる手作業で、昨年10月から約2カ月かけて完成させた。

 「以前からボンフィンの鮮やかな色彩が好きで自分でも身に着けていたことと、当園ブラジル人スタッフの出身地がサンバやボンフィンの発祥の地・バイーア州という縁もあり、階段の色をボンフィン風に塗装することを思いついた」という永山さん。「階段の側面は塗料がたれないように配慮しなければならず、寒い時期の作業だったので大変だった」と振り返る。

 塗装後、昨年12月から今年2月にかけての学生入場者数は前年比2倍になったという。永山さんは「理由は特定できないが、インスタグラムなどSNSの写真で階段のことを知って注目してくれたのでは」と分析する。

 「スロープの代わりに階段を利用する人や階段で写真を撮る人が大幅に増えた。きついはずの階段を、みんな楽しそうに上ってくれるようになった。『非日常を楽しんでもらいたい』というこちらの思いが伝わっていることが実感でき、とてもうれしい」とも。

 営業時間は季節により異なる。入園料(フリーパス込み)は、大人(中学生以上)=2,800円、小学生=2,200円、幼児(3歳~)とシニア(50歳以上)=1,700円、60歳以上=500円。

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