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倉敷の会社、社歌をラップにリニューアル 社員が制作、動画公開

「社歌ラップ隊」の制作風景

「社歌ラップ隊」の制作風景

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 文具店「うさぎや」の運営やOA機器の販売などを手掛ける「クラブン」(倉敷市笹沖、TEL 086-422-7000)が1月5日、社歌をリニューアルした「社歌ラップ」を完成させ、動画をホームページで公開した。

スタジオで制作する「社歌ラップ隊」

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 同社は1951(昭和26)年創業で従業員数は約300人。これまでの社歌は伊澤正信社長が約40年前に作詞作曲したもので、週3回行う朝礼で毎回歌ってきた。昨年7月の朝礼で歌っていた時、伊澤社長が「これではいけない。変えなければ」と直感したことからリニューアルが決まった。

 「どうせ変えるのだからラップに」という業務命令を受け、DJ、楽器演奏の経験者、社内バンドのメンバーなど、20代~30代の音楽好き社員7人でプロジェクトチーム「社歌ラップ隊」を結成。作詞、作曲、トラック制作、レコーディングのすべてを社員だけで行った。

 ラップ部分には、普段から伊澤社長が社員に伝えているメッセージや会社の理念などを盛り込み、サビのメロディーは従来の社歌をそのまま残した。「社歌ラップ隊」のメンバーで総務部経理課・課長代理の笹倉歩さんは「40年間歌われてきた社歌を変えるというプレッシャーは大きく、ラップにすることを不安視する社員もいたが、社長に一発OKをいただき、社員からも良い反応をもらうことができた」と手応えを口にする。

 伊澤社長は「社歌を変えたのは『世の中の激しい変化に対応するためには自分たちも常に変わっていかなければならない』という社員へのメッセージ。『今のままではダメ』という気持ちをスタートラインに、次のステップへ進んでもらいたい」と話す。

 「就職活動中の学生たちにも『おもしろいことをやっている会社だな』と思ってもらえれば」とも。

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