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倉敷天満屋で山田卓司さん「ジオラマの世界展」 昭和の情景など100点

「終戦の思い出」

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 倉敷天満屋(倉敷市阿知、TEL 086-426-2111)で現在、模型作家・山田卓司さんの作品展「ジオラマの世界展」が開かれている。倉敷での展示は初めて。

「思い入れがある」という自画像的作品「家族」

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 浜松出身の山田さんは小学生のころから模型作りに本格的に取り組み、29歳の時にフリーのプロモデラーとして独立した。テレビ東京の番組「TVチャンピオン」では6回優勝しており、昭和中期のノスタルジックな情景を描いたジオラマを得意とすることから「情景王」とも呼ばれる。

 展示する作品数は100点。昭和情景作品をはじめ、戦車などのミリタリーモデル、「機動戦士ガンダム」や「エヴァンゲリオン」などのキャラクターモデル、「ウルトラマン」「ゴジラ」「ガメラ」「スターウォーズ」などのSF&ムービーモデルなど幅広いジャンルにわたる。

 昭和情景作品は、山田さんが育った「高度成長で活気があり、昭和らしい情景が残っていた時代」の実体験がベース。当時の映画や写真集などから着想を得たり、ディテールの確認をしたりすることもあるという。怪獣のおもちゃを親からもらって喜ぶ少年、こたつでテレビを見ながら大笑いする親子三世代など、家族や友情を描いた作品を多く並べる。

 作品1点当たりの製作期間は約1カ月。「自分で工夫して自分の思い描く世界を作れるのが模型作りの魅力。完成させた時に達成感がある。個々の作品の空気感を見てもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~19時30分(最終日は17時まで)。入場料は、一般=700円、4歳~小学生=400円、3歳以下無料。期間中、入場券を提示すれば100円で再入場できる。5月9日まで。

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