倉敷・美観地区に県産加工肉販売店「とののベーコン。 倉敷美観地区店」がオープンして1か月がたった。

「ピーチポークの燻製」と「ジャージー牛の燻製」

　主に県産の食材を燻製（くんせい）にする加工肉メーカー「との」（岡山市北区）の直営店として3月にオープンした同店。直営店は昨年10月オープンの「問屋町テラス店」（同）に続き2店舗目。店舗面積は約10坪。

　主な商品は「ピーチポークの燻製」（肩ロース＝980円、バラ＝1,200円）、「ジャージー牛の燻製」「猪の燻製」「鹿の燻製」（以上1,320円）、「森林どりの燻製」（840円）など。独自にブレンドしたオーガニックのハーブ・スパイスと天日塩で味を付け、岡山県産の山桜で燻製する。保存料、着色料、発色剤は使わない。

　同店に隣接する店舗スペースにはテイクアウト専門店「とののスタンド」も同時オープン。店舗面積は約3坪。同社の燻製肉を使ったサンドイッチやコーヒーを販売する。

　篠原英治社長は「美観地区は観光客も多いので岡山県産の食材をアピールしていきたい。燻製の専門店は少ないので、近隣の人たちにも『これはなんだろう？』と興味を持ってもらえればうれしい。ゆくゆくは倉敷の食材を使った商品も開発したい」と話す。

　営業時間は11時～18時（「とののスタンド」は17時まで）。月曜定休。